経営理念浸透ブログ
『楽をすることはサボることはでない』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
「楽をする=サボる
楽をする=手を抜く」
と捉えている会社はないだろうか?
A社では経営会議の議事録を
若手社員が取っている。
会議は2Hにも及び、
2Hの発言内容のほぼ全てを記載しなければならない。
正確に文字起こしをすることが求められるらしく
ICレコーダーで録音し、聞き取れない所は後日確認。
他部署にも展開するらしく、上司もダブルチェック。
正確な議事録を作るのに8H近くかかっているようです。
タイプパフォーマンスの観点で疑問を持った
若手社員が提案しました。
「結論を明記すればいい。プラス結論に至る重要な意見だけ
記載することで十分ではないですか?」
「議論のやりとりは、AI議事録を使って文字起こしを
見てもらえばいい。
ホワイドボードに書いた結論だけ写メで共有すれば
十分ではないでしょうか?」
それの提案を聞いた上司は、賛同しませんでした。
「若手社員は議事録を取りながら、学べることもあるので
今までのやり方を続けよう。
楽をしようと考えてはいけない」
おそらく一部の社員が「この仕事は面倒だな」と
思ったということは、他の社員から見ても面倒な仕事です。
誰にとっても面倒な仕事ならば
「楽をする=効率化」のアイデアは
むしろ歓迎されるべきですよね。
楽をしたいと思うことは、改善の種です。
「怠け心=悪」と捉えてはいけません。
・苦労をしなければ仕事ではない
・仕事は楽をすることは考えずにコツコツやるべきだ
このような社風(=苦労することは美徳)であれば
仕事のやり方はこれからも変わらない。
しいてはDX化にも出遅れて、
若手社員の不満も積もっていくかもしれません。
楽をした方がよいことをみんなで考えて、
楽な方法を見つけたいものです。
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