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『正直不動産と飯田屋の共通点』
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『正直不動産と飯田屋の共通点』
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こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
NHKドラマ『正直不動産』をご存知ですか?
不動産業界に身を置く主人公の永瀬。
契約のためなら嘘を厭わずに営業成績をあげてきたが、
ある日、祠を破壊してしまったことで、
嘘がつけない体質になる。
嘘をつかない正直営業でライバル会社との競争に
立ち向かっていくという話です。
「嘘をつく」とありますが、別な言い方をすれば
メリットばかりを強調して、
デメリットの説明をしないということ。
主人公の長瀬も過去にはデメリットを説明せず、
嘘ではないスレスレのトークを展開し、
多くの契約を獲得。
しかしその分クレームも多く、
顧客が怒鳴り込んでくることも。
このドラマを見ながら、
前回もご紹介した合羽橋で超”料理道具専門店を
経営されている飯田社長の話を思い出しました。
何百種類の調理道具を試している経験から、
飯田社長のプレゼン力は絶大です。
松本:
「通販番組からのオファーも多いですよね?
お仕事を引き受けないんですか?」
飯田社長:
「たくさんお話をいただきますが
全てお断りしています。
今の通販番組のスタイルでしたら、
お引き受けすることはありません」
松本:
「どうしてお引き受けしないんですか?」
飯田社長:
「通販番組は限られた時間の中で
紹介しなければならない。
メリットしか伝えてはいけないんですね。
“ここが弱点です”とか
“こんなお客様には不向きです”
とは言えません。
結果、お客様にピッタリではないものを
売ることになってしまうんです。
“弱点を包み隠さず話してよい”
“正直に全て話してもよい”
こういう条件ならば
引き受けることがあるかもしれませんが…。
今の所、そんな通販番組は存在しません」
正直不動産の主人公の長瀬と
飯田社長に共通していること。
それは「正直である」こと。
正直とはメリットだけではなく、
デメリットも全て包み隠さず、
顧客へお伝えすることです。
デメリットを正直に伝えれば、
顧客は迷って購入を見送るかもしれない。
売上は伸び悩むかもしれない。
「売る」ことが目的なのか、
購入後の「顧客の幸せ」が目的なのか。
目的の違いが
正直さの違いを生み出します。
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