経営理念浸透ブログ

『熱海の街づくり。活況を再び』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

以前、十方よし.TVにご出演いただいた、
株式会社machimoriの市来社長。

本日8/3(木)にカンブリア宮殿で
熱海のまちづくりの取組を取り上げていただくそうです。

「住民の意識を変えて復活 新時代の地方再生術!」
https://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/

ぜひご覧になってください。

以前もこのメルマガにてご紹介しました。

熱海の旅館・ホテル宿泊者数は、
1960年代半ばには年間530万人いましたが、
2011年になると246万人と半分以下に落ち込みました。

活気がなかった熱海。
しかし2017年以降、地方創生の先駆けとしても
知られるようなりました。

株式会社machimoriさんは熱海の街全体を
リノベーションすることにチャレンジ中。

中心街でのマルシェを企画したり、コアーキングスペースやカフェ、
ゲストハウスなどの事業をされています。

最新の活動は上記の「カンブリア宮殿」でご紹介されるでしょう。

当時のお話で印象的だったことがあります。

それは、自社で独占せず、街体験をすること。

ゲストハウスを運営していると、
朝食を希望する宿泊客がいます。

本来ならば自社で朝食を全て用意をすることが
顧客の希望に沿うことになります。

しかしここではご飯とお味噌汁のみ提供。

ゲストハウスの向かいにある老舗干物屋さん3軒で
お好きな干物を自分で購入しなければなりません。

ゲストハウス内のグリルで干物を焼いて、
新鮮なまま食べられるモーニングサービスを提供しています。

 

一般的な考えならば、干物を自社で仕入れして、
朝食につけることを考えませんか?

しかしここではわざわざ、
おかずである干物を干物屋さんに購入しに行きます。

これに市来さんの事業への考え方が
表れているなと思いました。

きっと干物屋へ購入しに行くことで、
干物屋さんとの交流機会を作り、
プロから干物の魅力を直に感じてもらい、
美味しさを堪能してもらう。

 

熱海の街そのものを好きになってもらう一工夫なのでしょう。
干物屋さんも潤い、ゲストハウスと共存共栄関係ができます。

顧客の希望に自社のみで答えるのではなく、
街全体として答えること。

街づくりにはそういった視点が必要なのかもしれません。

Posted on 2023-08-24 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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