経営理念浸透ブログ

『真似る力を育む』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よしTV11月号のゲストには、
原田左官工業所の原田代表に出演いただきました。

『新たなプロの育て方』
という書籍を出されています。

一般的には人材確保・定着が難しいと言われる3K職場。
建設業でありながら、若者と女性が活躍されています。

人材育成手法の核となっているのが、
モデリングという技法。

超一流の職人の画像を見ながら、
自分の動作をチェックしていく。

モデルを見て実際にやってみる。
画面上で自分の動作と一流職人の動作を
見比べてみる。

気づいた点を改善していきます。

ここに上司がいれば、
教えるではなく気づかせるというスタンスで問いかけ。

「〇〇の際の手の動きはどうなっているか?」

などなど。

一方的に教えることよりも、
自ら気づき、自ら改善することを
大事にされている。

現場で習得するのに3年かかった技術を
約1年で習得できる。

よく現場であるのは、何も知らない新人は、
「そこで見ておけ」「見て盗め」と放置されがち。

しかしモデリング等で基礎技術を身につけた新人は、
現場でわずかでも戦力になるので、
パートナーとなる先輩社員の評価も高くなる。

原田社長は、モデリングとは
「真似する能力を高める」といいます。

私は原田社長の話をきいて、

「真似しようとする姿勢、
 真似をする能力を高める」

という点で素晴らしい手法だと思いました。

新人へどのように教えるかばかりが、
フォーカスされている気がします。

でも教える役割をした方なら分かりますが、
そこに限界を感じます。

教えてもらう側の姿勢で、
吸収度合いやスピードが変わってしまうからです。

教えてもらう側が
“良い見本を真似する価値”
に気づき、パラダイムシフトするのでしょう。

現場に出ても、自分から先輩・上司を目で追い、
“真似る”ということが習慣化されるそうです。

皆さんの会社では、
先輩や上司から“真似をする姿勢・能力”を
高めることはできていますか?

Posted on 2020-12-02 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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