経営理念浸透ブログ
『社内で生じる理念浸透度のギャップ』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
ある経営者から質問をされました。
「弊社では、一部の社員は理念が浸透していると思っている。
ただし上層部は理念がほとんど浸透していないと思っている。
社内でギャップが生じている。
理念浸透度のバロメーターはありますか?」
一般的には理念浸透度を測るサーベイを使って、
数値化するという方法がありますね。
これらは詳細な質問項目に分かれています。
低い点数の項目があると、
それを高めればいいという
安易な考えになってしまう人もいるので要注意です。
高い・低いという結果に右往左往するのではなく、
あくまで抽出された情報をどのように料理するか。
例えば7カテゴリーに分かれていると、
7カテゴリ―全てを高めようとする。
凹んでいる部分が気になり、
足りない=課題だと認識してしまう。
またこのようなサーベイを実施しなくても、
お客様の評価、従業員の評価、(地域)社会の評価で
理念浸透度はおおよそ把握できるのではないでしょうか。
経営理念の多くは、概ね3方よしに分類されています。
お客様・従業員・(地域)社会からの評価と
相関関係があるからです。
おそらく冒頭の一部の社員と上層部で
理念浸透度のギャップがあったのは、
お客様や従業員からの評価への捉え方に
ギャップがあったからかもしれません。
一方ではお客様に高い評価を受けていると捉え、
一方ではまだまだお客様の満足度が低いと捉えている。
一方では従業員からいい会社だと評価を受けていると捉え、
一方では従業員への働きやすさや働き甲斐ある環境が
まだまだ作れていないと捉えている。
理念浸透度の認識にギャップがあるとすれば、
3者から見た評価について議論をし、
目線を合わせていくことから始めてみるとよいでしょう。
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