経営理念浸透ブログ
『社員を大切にしたい経営者が陥る罠』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
私が理念経営や人材育成を中心にした仕事を
しているからでしょうか。
私の周りには「社員や社員の家族も大切にしたい」と
顧客満足以外の領域にも積極的に目を向けています。
世の中の働き方改革の流れもあるでしょう。
皆さん、様々な福利厚生の制度を新たに作るとともに、
働きやすい環境づくりに努めています。
長年働いている社員さんからすれば、
過去と比べた変化を感慨深く思っている方もいます。
幸せを2つに分けるとすれば、
1.与えられる幸せ=受動的
2.作り出す幸せ=能動的
ということになりませんか。
経営者が先頭をきって、職場の課題点を次々に解決。
働きやすい環境を作っていきます。
整った環境で社員は働けるようになる。
これは与えられる幸せです。
社員を大切にしたい会社の経営者ほど、
全て整えて上げて、幸せな環境を
プレゼントしている傾向があるように思います。
上記のような行動をすると
「社長は優しい!」「社長は社員を大切にしてくれる」
とか、社長の株は上がります。
それは気持ちいいですね。
ただしこれを全てやってしまうと
社員は脆弱になります。
・ルソー
「子供を不幸にする一番確実な方法は、いつでも、なんでも
手に入れられるようにしてやることである」
会社には、いくらか不満や不憫、不快があるくらいが
丁度いいのかもしれません。
私も働いているスタッフに幸せになってもらいたいと
嘘偽りなく思います。
ただ目の前にある課題解決に踏み切るべきかは
考えます。
「幸せを自ら掴み取る」「幸せを自ら作り出す」
強さと逞しさが彼・彼女らにも必要だと思うからです。
受動的な幸せ+能動的な幸せ。
どちらも欠けることがないように。
Posted on 2019-02-13 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »
Related Posts
Comment