経営理念浸透ブログ

『米づくり農家が減り続ける理由』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

新米が流通するまでの辛抱と言われていますが、
お米不足が深刻です。

福祉関係の事業では、
食事提供があるためお米の確保が必須。

しかしなかなか米は見つからず。
仮に見つかっても、割高過ぎて手が出ないことも。

そもそも昨年までは、
食パンやスパゲティなどの小麦製品が値上がりする一方で、
お米の価格は安定的に低いまま。

一時前までは、
コメの消費が減り続けているとニュースになっていました。

若い世代でコメ離れが進んでいると。

理由は、炊飯器を置くのが邪魔、米を炊くのが面倒、
パン食への移行、炭水化物は太るという思い込み等。

しかし直近では需要と供給のバランスが
大きく崩れました。

お米屋さんに行った際、
店主がこんなことを話されていました。

「お米が高い、高いと言われているが、
 小麦に比べたら、本来はこの値段でも安いくらい。
 日本のコメは安すぎる。安いということは、
 農家が続けられないということ。
 
 農家がもっと儲かるように、
 米単価が上がらないといけない。
 
 消費者は嫌がると思うけどね。
 
 農家を近くで見る私からは、
 もっと農家が豊かになってほしい」
 

安い米に慣れてしまっている私たちは、
今の値段は「高い」と感じてしまうかもしれない。

私の親族も米作りをしているので、
その苦労は理解している方です。

これだけ約1年間、苦労して働いて、
収穫をして、10キロ3,000円?…。

苦労して儲からないならば、
担い手はどんどん減ってしまいます。

異常な安さの裏側には、
誰かを逼迫させる可能性があります。

いずれは破綻し、持続できません。

不都合な真実です。

Posted on 2024-09-13 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

Related Posts

 

Comment





Comment