経営理念浸透ブログ
『芸能人・コンサルタントとして生き残る2つの術』
今日のテーマは
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芸能人・コンサルタントとして生き残る2つの術
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先日とある雑誌企画の一環で、タレントの矢部美穂さんと
対談する機会がありました。
(私と同世代の方はよくご存知かと…。)
現在はバーの経営者としても活躍されているようです。
その対談の中でハッと気づかされたことがありました。
それは下記の矢部さんのコメントです。
「芸能界という世界で生き残るため、自分を客観的に見て、
立ち位置を自分の頭で考えて、戦略を練っていました」
芸能界を見ていると新しく現れるタレントがいれば、
消えていくタレントもいる。
「生き残る」という点においては、
我々の一般ビジネスより厳しい環境かもしれません。
つねに危機感と向い合わせなのでしょう。
私の気づきは二つありました。
一つ目は芸能界の立ち位置を「自分で」考えていたということ。
私は芸能事務所などが大まかにタレントの方向性を決め、
戦略を練り、それに従ってキャラづくりをするものだと
思っていました。
でもそれなら「考えること」を放棄した受け身なタレント。
自身のキャリアは自身で責任を持ち、
自身で考えることにこだわっていらっしゃっいました。
そして二つ目はポジションニングです。
自分を芸能界の中で俯瞰し、
どのポジションならば1位を取れるか、
より価値を発揮できるか、を模索してこられました。
この二つの視点は我々ビジネスパーソンにも
必要だと思いませんか?
社員の不安を軽減するために、
会社としてはキャリアステップを示しますね。
でもそれは言い換えれば、
あくまでも王道であり標準的な話です。
一人ひとりの事情に合わせ、
詳細なキャリアを会社は示してはくれません。
だから会社に依存せず、
自分の頭でキャリアを描かないといけない。
これができない人は、会社に依存している人なので、
何かと会社のせいにする人が多いようです。
二つめのポジショニング。
事業戦略を立てる時は、
ポジショニングを意識する会社は多いでしょう。
でもそれは社内環境でも同じことが本来は起きているはずです。
あなたは自社の中で、どのようなポジショニングを取りますか?
営業マンなら営業マン、コンサルタントならコンサルタントの中で
どのようなポジショニングを取るのか。
「○○といえば△△さん」
といったイメージづけを社内でどれだけできているか。
なぜこのような話をするかと言えば、
私が育ってきたコンサルティング業界はキャバクラのような世界。
お客様や営業マンから指名されてなんぼです。
指名されるために、社内でのポジショニングが重要でした。
「その他大勢」の中に埋もれていると仕事がこない。
自分をどこにポジショニングし、
社内・社外へどういったイメージを
浸透させるかが、生き残っていく術でした。
皆さんの会社にも多かれ少なかれ、
上記のようなことがあるはずです。
会社に依存せず自身でキャリアを描く。
自分のポジョニングを決める。「○○といえば△△さん」を構築する。
こんなことに取り組んでみてください。
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