経営理念浸透ブログ

『若者が分からないズレたおじさん その3』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

前回に続き、世代間ギャップについて
振れたいと思います。

 

転職をテーマにしたあるドラマでは、
「石の上にも3年。これはもはや死語です」
という場面があります。

もともと“石の上にも3年”という意味は、
「辛くても我慢強く耐えていれば、いつかは必ず成功する」
ということです。

 

皆さんも先輩社員や上司から
「3年働ければ、とりあえず1人前になり、
 この仕事が分かってくる。3年は会社を辞めるな」
と教わった方もいるでしょう。

ただこれをそのまま「石の上にも3年だぞ」
と若手社員に伝えた所で、
「はい、分かりました!」となるでしょうか…。

むしろ近年ではマイナスイメージを抱くようです。

上司の声:
「目的や意義なんて分からなくていい。
 とにかく量をこなして、がむしゃらにやる。
 3年続けないと何も分からない」

若手社員の声:
「3年間は黙って辛抱しろってこと? 
 この状態で3年間、仕事をするなんて罰ゲーム。
 どうせなら価値あるスキルを身に付ける意味ある3年にしたい」

若手社員からすれば、
「そもそも3年という根拠は?」ということなんでしょう。

自分へのメリットがあるか?
明確に獲得できるものがあるか?
それなしでは3年間続けるということに意味を見出せないのでしょう。

 

3年という期間を設定するのではなく、
1つ1つの仕事の意味・意義を明確にし、やりがいを感じ、
気づいたら3年経っていたというのが理想の姿なのかもしれません。

Posted on 2023-12-31 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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