経営理念浸透ブログ
『行き過ぎた協調社会』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
昨年12月にダイヤモンド社から、
『ライバルはいるか? 科学的に導き出された
「実力以上」を引き出すたった1つの方法』
という書籍が出されました。
著者が述べているように、
最近は誰かと競争することを
ダサいと考える風潮さえありますね。
著者によれば
ライバルがいる人はいない人よりも、
・モチベーションが26%高い
・仕事の満足度が33%高い
・成長の実感度が36%高い
・年収が28%高い
・幸福度が39%高い
という結果が出ているそうです。
金介教授は昨今の「行き過ぎた協調社会」に
アンチテーゼを投げかけるために、
この調査を行ったそうです。
学校や会社から競争を排除する傾向が
強まっており、ライバルとの競争によって
得られる成長の機会が失われていると。
ライバルは敵ではなく、
ライバルの存在は人生を豊かにすること。
そしてライバルは、
自分を成長させてくれた感謝するべき対象であること。
私も筆者の考え方に共感できる点が多いです。
好意的にライバルを捉えることで、
自分を客観視します。
客観視することで、
何を伸ばすべきかを真剣に考えます。
学生時代、サッカーをやっていた時、
レギュラーとして試合に出るために、
チーム内のメンバーは仲間であると同時に
ライバルでした。
だから自分の強みをどのように伸ばすのか、
弱みをどのように克服するのか、
真剣に考えていたと思います。
負けたくない気持ちが
練習へと駆り立てました。
企業経営においてもライバルがいます。
同業の中で、ライバル企業がいるから
切磋琢磨をしますね。
もしライバル企業がいなかったら、
「この程度でも十分」と
どこかで怠け心が働きそうです。
どちらが顧客により支持をされるのか、
競争するからよい商品やサービスが
生まれるわけです。
行き過ぎた協調意識も
行き過ぎたライバル意識も、
悪でしかないのかもしれません。
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