経営理念浸透ブログ

『講演会講師はほどほどに…』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

講演会を引き受けたり、書籍を書かかれた経営者に
お話を伺うことがあります。

同業他社から見れば
ユニークな取り組みをしているからでしょう。

常識に捉われない商品・サービスを提供している、
一見セオリーとは真逆の組織づくりをしているなど、
理由はさまざまです。

「話すことが苦手なんで…」と講演会を断る方もいますが、
ご自身の経験を講演会など披露する方もいます。

講演会でお話しすることは、
どうしても“成功体験”に偏りがちです。
実態は聴講者から見えません。

興味深いのは、

「経営者が講演会に頻繁に引き受けるようになると
 社内で問題が起きる」ということです。

これはどの経営者にも共通していました。

理由は定かではありません。

意識が講演会ばかりに目が行き、
社内への意識が下がってしまうからでしょうか。

中小企業の経営者が外部で有名になることに
社員は喜んでいると思いきや、
「外ばかりで社内に関心がない」
と不満をもらす人もいます。

外部でいいことばかり言っているが、
社内でまったくできていないと漏らす方もいます。

講演会は主事業とは別に売上計上されますし、
時間当たりでみれば、利益率の高いお仕事です。

聴講者に囲まれれば、
先生になった気分になるかもしれません。

人生には3つの坂があるといいます。

登り坂の次には、“まさか”がある。
“まさか”に対応できなければ下り坂になる。

それに気づかれている経営者は、
講演回数を制限されています。

月に2本までしか引き受けないなど。

何が大切なのかを見失わせてしまう。

講演会講師は中毒性があるのかもしれません。

Posted on 2021-04-08 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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