経営理念浸透ブログ
『遠くから見ていれば“いい上司”』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
先日、知り合いのTさんと話していた時の話題です。
Tさんは憧れのK社長のもとで働いています。
K社長は出版やテレビにも出られる方で著名人です。
頭が切れて大胆な発想。
情熱的にビジョンを語る姿。
その姿に影響を受けてか、
とくに積極的に求人はしていなくても
入社希望をされる方がいます。
TさんもK社長と一緒に働くことを
夢見ていた一人です。
そんなTさんからK社長への愚痴が聞こえてきます。
「メディアではいいことを言っているけれど、
社内では自己中でワガママな人」
「能力が高いことは認めるし尊敬するが、
一緒に働く立場からすれば人柄が最悪」
「公私混同が目立つ。社員はみんな不満に思っているが、
本人に率直に言える人がいない」
そんな話でした。
「それはそうでしょう。
K社長を選んだあなたが悪い」
忌憚のない意見を言った私に、
Tさんはムカッとされていました。
K社長を遠くから見るのか、近くでも見るのか。
まったく印象が異なるようですが、
これはよくある話です。
「すごい人」が必ずしも、
あなたにとって「いい人」ではない。
プロ経営者と呼ばれたA氏。
一定のポストまで上り詰めた政治家B氏。
一緒に働いていた人からは評判が著しく低い。
不思議なことに長い目で見ると、
そういった成功者は一時的な成功にとどまり、
墓穴を掘って陥落する。
近くで働ければ、その人の素の姿が見えてきます。
それも見越して好きになれるか。
はたまた夢を壊さないために、
遠くから眺めておくだけにするか。
会社内でも、他部署から見たらいい上司(に見える)。
でも部下として働くと、最悪の上司。
遠くから見ている自分の印象が
絶対的ではないことを知りましょう。
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