経営理念浸透ブログ
『1ヶ月先まで予約が取れない歯科医院』
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
1ヶ月先まで予約が取れない歯科医があると聞いて、
鶴田歯科医院の鶴田理事長にお話を聞きました。
(こちらの会員制メディアの5月号に登場されています)
→https://jippo.jp/tv/
鶴田歯科医院は長崎県雲仙市愛野町にあります。
人口わずか5,600人。
田んぼや畑に囲まれ、田園風景が広がる場所にて
運営をされています。
患者さんがジャガイモ、ニンジン、レタスを
差し入れしてくれることもあると聞きました。
立地が高条件とは言えませんね。
大きな看板も出していません。
歯科医院はコンビニにより多いと聞きます。
鶴田歯科医院の近くにも歯科医院は点在しますが、
それでも予約が1ヶ月先まで一杯で取れない繁盛ぶり。
私はその現象が不思議でなりませんでした。
その秘密を90分間お話を聞いたわけですが、
一番の理由は理事長の姿勢にあるのではないかと
思います。
歯医者に好んでくる方はほとんどいません。
できれば行きたくない所が歯医者。
鶴田理事長も子供時代に
患者さんの立場で悲惨な経験をされています。
自分が患者さんの立場で嫌なことをしない
診療をされています。
初診の患者さんはほとんどの場合、
鶴田理事長が診療されるそうです。
「自分は心配性なんです」という理事長。
診療が終わって受付で会計を済ませる
患者さんの顔をこっそり観察されるそうです。
診療室ではドクターと患者さんという関係。
受付を済ませて帰宅される時に
患者さんの素直な気持ちが表情や態度に
現れるというのです。
ですから受付時の表情を観察されています。
「心配性」
と、ご本人は言われますが見方を変えれば、
一人のお客様の満足度まで
トップ自ら気にされているということ。
たった一人の顧客の満足度に危機感を持たれていることが、
驚異的なリピートを生んでいるのではないかと思いました。
マクロで顧客と捉えることもできます。
一方ミクロで一人ひとりの顧客の満足度と
向き合うこともできます。
たった一人の顧客を失うことへの危機感を持つこと。
それを学ばせていただきました。
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