経営理念浸透ブログ

『250種類のおろし金を使ったことはありますか?』

こんにちは。

理念浸透コンサルタントの松本です。

 

十方よし.TV 1月号のゲストは、
株式会社飯田の飯田社長。

合羽橋で超”料理道具専門店を経営されています。

様々なメディアで取り上げられていますので、
ご存知の方もいるかと思います。

アマゾンが台頭する中で、
リアル店舗の価値とは何でしょうか?

そのヒントを教えてくれる内容でした。
(→詳しくは十方よし.TVにてご連絡ください)

「商品価値=商品力×伝達力」

と言われます。

・商品力◎ × 伝達力△

→世の中で埋もれている商品。
 本来の価値が伝わらず、勿体ない。

・商品力△ × 伝達力◎

→一時的には売れる。
 誇大PR等があれば、
 顧客からすれば期待外れで
 クレームに繋がる場合もある。

飯田屋さんでは、

・オタマ 1,000種類以上
・おろし金 250種類
・まな板 150種類
・フライパン 200種類

上記のような豊富にラインナップされています。

何よりも驚いたのが
スタッフさんがそれだけある種類の商品を
実際に使っており、
特徴や違いが分かるそうです。

同じ大根を使うにしても、
どの「おろし金」を使うかによって、
触感も味も変わるというのです。

250種類ものおろし金を
試した人はいないですよね…。

来店されたお客様の声をよく聴き、
そのお客様にピッタリの商品をご案内すること。

「もし売れ筋の3種類しか取り扱っていなければ、
 スタッフも妥協をして、その3種類の中から
 商品をご案内してしまいますよね?」

飯田屋さんでは「妥協」とは
言い換えれば、「小さな嘘」なのかもしれません。

「これでいいか」と「これがいい」の違い

お客様が求めるニーズと商品を
ピッタリと合わせる。

スタッフさんの役割はマッチングなのでしょう。

自店で取り扱う数多くの商品を
自ら使ってみる。

商品開発担当、営業担当から渡された
PRチラシをただ伝えるだけ。

自社商品も他社商品も
実際に使ったことがない。

そういう販売員の方も
残念ながらいますね。

実はそのような小さな違いが
「伝達力」の差を生み出しているかもしれません。

Posted on 2023-01-23 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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