こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
先日、たまたま食事会のお隣に座っていた
中小企業の経営者のお話が
興味深いものでした。
駐車場の設置・メンテ等を
されている会社のH社長。
H社長も
「うちの会社にモンスター社員の
ような人間がいて大変でしたよ。
社内のエネルギーを全部、
吸い取るような存在。
一人目の問題が解決したら、
二人目の問題が発生。
私は人を見る目がないのかもしれません」
聞いていいものか迷いましたが、
「どのような件があったんですか?」
と聞いてみました。
「一人は会社のみんなからパワハラを
受けていると。
お客様のクレームが立て続けに起きている。
お客様に迷惑が掛からない様に
この社員にいろいろと周囲の人間が助言を
していたら、それがパワハラであると
いうんですね。
あまりにも自分の非を認めないので、
匿名で社内にパワハラ調査しました。
結果、やはりなかったんです。
その社員の悲観的な捉え方が
暴走してしまったんでしょう」
「もう一つはお金の私的利用ですね。
会社のETCカードを渡していたら、
プライベートでもそのETCカードを利用。
金額がおかしいので調べたら、
本人が私的利用を認めました」
ほかにも多数ありましたが、
このメルマガではこのくらいに。
「社内ルール」や「仕組み」というと、
スタッフを「拘束する」という
ネガティブな印象を想起しがちです。
でも仮にETCカード利用を
確認する仕組みや、
他者が利用内容を確認する社内ルール等が
存在すれば、こういったトラブルは
防げたのかもしれません。
そもそも人間は弱い。
仕組みやルールとは
スタッフを悪人にしないために
必要だという見方もできます。
ルールや仕組みが仮にあっても
このくらいはバレないだろう…と
不正に手を染めてしまう人も
いるくらいです。
社員を守るために
ルールや仕組みが必要。
そのように考えてみましょう。