こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
映画『ラーゲリより愛を込めて』は
ご覧になりましたか?
第二次世界大戦後、
零下40度を超える厳冬のシベリア強制収容所(ラーゲリ)で
日本にいる家族や両親を思い、仲間と懸命に生きた男、
山本幡男の壮絶な半生を描いた物語です。
戦後11年もの間、日本に帰国することができず、
わずかな食料で過酷な労働を強いられてきました。
いわゆる「戦争映画」ではありません。
現在のコロナ禍であったり、
閉塞感が漂う今日の日本において
状況を重ねてみることができる作品でした。
「人間は希望がなくては生きていけない。
たとえ希望がなくても、生きていかないといけない。
ちっちゃな希望を見出してでも…」
このようなメッセージを
私は作品から受け取りました。
強制収容所での過酷な生活。
帰ることができる日がいつ来るかも分からない。
仲間が次々に亡くなっていく。
そのような状況でも「希望」を見出せるでしょうか?
日本に残した両親や家族が
亡くなってしまってことを知る。
日本に戻る理由、生きる理由がない中でも
「希望」を見出せるでしょうか?
ナポレオン・ボナパルトは、
「リーダーとは“希望を配る人”のことだ」
という言葉を残しました。
我々リーダーは、どのような環境下であっても、
「小さな希望」を配らなければならない。
そしてリーダーでなかったとしても、
「希望を見出す力」が個々には必要です。
昨今、日本社会や日本経済は閉塞感に
包まれていると言われています。
だからこそ
希望を届けられる企業にチャンスがある。
希望を見出せる人材がさらに輝ける。
山本幡男のように
どのような状況でも「希望」を
見出せる人でありたいと思います。