こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TV10月号のゲストは、
株式会社岩岳リゾートの和田社長。
グリーンシーズンの来場者数が
ウインターシーズンを超えるスキー場になりました。
ウインターシーズンでは、
複数のスキー場を横断できる共通リフト券、
会員制度(Sクラス特典)、
スキーをしないプレイヤー向けの雪遊び。
グリーンシーズンでは、
マウンテンバイクのコースを作ったり大会の企画、
山頂でのコンサートを企画、1回500円のブランコ、
マウンテンカート等々。
日本でトップクラスの「オールシーズンリゾート」を
目指しています。
スキー場の常識を疑う施策で
成功を収めてきたわけですが、
その裏側には数々の失敗もしています。
冬のスキー場でビアガーデンを企画したが、
ビールサーバー凍ってビールが出なくなった…、
といった笑い話をされていました。
(当時のお客様にはご迷惑をかけてしまったが)
和田社長はもともと白馬の住民ではなく、
スキーヤーとして白馬に通っていました。
白馬にしかない「絶景」を貴重な武器だと思っていたが、
昔から地元に住んでいるスタッフには日常の風景なので、
その価値が認識されていなかったといいます。
新しい価値を生み出すには、
「よく遊ぶこと」「内と外の目線を融合すること」と
和田社長が言っていたことが印象的です。
内=社内目線、地元・地域目線
外=社外目線、脱地元・脱地域目線
どちらかだけでは上手くいかないといいます。
内目線だけでは、隠れた資産に気づかない。
外目線だけでは、奇抜だが運用が上手くいかなかったり定着しない。
内と外。
両方の目線が必要なんですね。
新しい製品やサービスを考える時に、
内目線と外目線の融合をすることは効果的です。
また、組織づくりや組織風土形成においても同様です。
ビックモーターの話題が最近は多いですが、
内目線だけ経営されてきており、外から見た時の
「異常」に気づかなくなっていましたね。
社外秘とは言え、
「経営計画書にその内容・文言は、外部者が見たらまずいでしょ…」
というものが多数ありましたね。
おかしいとは思わず、風景化されていました。
むしろ会社の「個性」くらいに捉えられていたのかもしれません。
内目線と外目線の融合。
二つ目の目線で自社をチェックしてみてください。