こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TV8月号のゲストは、
福島県で建設業を営む、
陰山建設株式会社の陰山社長。
(※簡易的な「カゲ」で表記)
こちらの会社は昭和59年から献血活動を始めています。
それから毎年継続し、
2023年に40回目を迎え、
日本最大規模の累計受付人数40,818人までに。
この活動は準備を含めると大掛かりなものになり、
会社の営業日も止めることになる。
「なぜ40回も継続できたのですか?」
とお聞きすると、
「協力業者の皆さんとこの活動を続けているから。
自社だけでとても難しい」
と答えられました。
同じ目的のために、
会社の枠を飛び越えた協力体制があるから、
ここまで続けられたというのです。
陰山建設さんの社会貢献活動は、
献血活動だけではありません。
関東・東北豪雨、熊本地震、能登半島地震など。
日本各地で災害があれば、有志を募って現地へ赴き、
復興支援活動へ取り掛かります。
地元福島県ならともかく、
熊本、岡山、石川と遠方にまで支援に乗り出す。
なぜそこまでできるのか。
「自分の会社は倒産しそうになったが、
周囲の協力者が助けてくれたから今がある。
そして福島の震災の時も、
遠方から福島に復興支援活動に来てくれたから」
と陰山社長は話します。
「恩返し・恩送り」を
経営の軸に据えているのです。
恩送り・恩返しするにしても、
自分がどれだけの御恩に恵まれているのか。
そこに気づくことが第一ステップです。
陰山社長のその感度に驚嘆します。
私であれば、
自分が目の前で災害に直面していなければ、
他人事になってしまうことがあります。
日本のどこかで災害があれば、
大変なことが起きているとは思いますが、
直接、手を差し伸べる行動まではできていません。
陰山社長の素早いアクションを見ると、
自分の責任範囲の狭さに反省してしまいます。
恩をお返しし続ける。
恩を送り続ける。
経営の中心に据えてみてはいかがでしょうか。