こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
皆さんは仕事上で困っていることはありますか?
困っていることがあると、
どうしたらよいか「答え」が欲しくなります。
ただし「マーケティング」「マネジメント」においては
「これをやれば100%成果が出る!」といったものは
なかなかありません。
上手くいく方法が仮にあっても、
市場や各会社の強みや資源、地域性が異なる。
すべての企業に汎用性がある方法は稀です。
逆に汎用性があれば、
すぐに真似をされてしまうので、
優位性が乏しくなってしまう。
私の専門領域である人事関連でも
「○○な部下がいるのですが
どうしたらいいですか?」
と質問を受けることがあります。
私はその部下に会ったことがない。
質問者の主観が入った情報の中でしか答えられない。
「女性の部下をどのように
マネジメントすればいいですか?」
といった質問もありました。
この時点で「女性」というものを一般化して、
女性が持つ特徴にバイアスをかけて、
一般回答らしきものを伝えることになる。
(だいたいそういった回答を
質問者は求めていないことが多いのですが…)
「答え」を欲している方から相談を受けた時、
無責任なことも言えないので、
予めお伝えすることは、
「答えを提供できません。私も答えは分からない。
ただし切り口を提供することはできます。
切り口からご自身で考えてみてください」
といったこと。
人材育成も組織づくりも
「答え」はないですよね。
書籍を調べれば様々な理論があります。
これらの理論は有益な情報ではありますが、
「切り口」なんです。
「答え」があれば全員が成功しています。
あるのは「切り口」のみ。
それをどのように活用するかは自分次第です。