こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よし.TV 5月号のゲストは
元祖鯱もなか本店の古田専務。

明治40年創業の老舗和菓子屋さんです。

2005年をピークに業績は半分以下。
廃業寸前でした。

コロナ禍では最盛期の10分の1まで
売上は落ち込みました。

そのようなほぼ廃業寸前の中で、
このお店を失くしたくないと、
夫婦でこのお店を引き継ぐことを決めます。

当時は従業員もお金もなかった。

その中でできることと言えば、
無料でできるSNSの活用。

試行錯誤をしながらXの運用をします。

企業公式アカウントから交流を始めて、
互いに情報発信しあったり、
「おは鯱」と毎日の挨拶を欠かさなかったり…。

その努力が報われることに。

藤井聡太棋士の将棋タイトル戦の
勝負おやつに抜擢され話題になりました。

Xの企業公式アカウントでの繋がりがきっかけとなり、
寿がきやや名古屋グランパスエイトとの
コラボ商品を開発・提供することにも成功。

きっかけはSNSで繋がり、
交流を深める。
そこからビジネスに発展していく機会を
作り出していきました。

「見返りを期待しない。
 見返りを期待した瞬間から、
 行動が打算的に見えてうさん臭くなってしまう」

と古田専務は言います。

X上でも相手が喜んでくれそうなことを
自ら先にGIVEをする。

その姿勢を貫いていらっしゃいました。

今は非常に質の高いコミュニティが出来上がっており、
名古屋を代表する和菓子になるという目標を
応援してくださる方が多数いらっしゃるようです。

「広告費が出せないから
 わが社の商品の認知度が低い」

古田専務のやられていることを見ると、
そんなことは言えなくなってしまいますね。