こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

京都に佰食屋という飲食店があります。
昼時に100食を売り切ったら営業は終了です。

「それで経営が成り立つのか?」

飲食業界が長い方ほど不思議に思うそうです。
私もその一人でした。

働き方も含めて、
飲食業界の常識を覆す中村社長。

中村社長にインタビューした際、
このようなことを言われていました。

「残業をしないと利益が残らない。
 それならば商品・サービスがダメか、
 ビジネスモデルがおかしい。
 
 従業員に我慢してもらわないと、
 ときにはサービス残業をしてもらわないと
 利益が出ないならば、すぐに止めるべきだ。

 従業員の好意に甘えて、利益を出してはいけないし、
 それが普通になっている経営者もいる」

ドキッとするコメントでした。

会社や全体最適を考えて、
自己を犠牲にして貢献する社員は一定数います。

私含めて、経営者はその人達の好意に
甘えてしまうことがあるかもしれません。

それが常態化してはいけません。

T社に訪問した時のことです。

夜遅くまで会社に残っている社員がいて、

「成果が出ていないからサービス残業するのは当たり前です。
 成果を出せない人は人として扱われない!と
 教えられましたらから」

と言われてました。

確かに成果の個人差は出てしまう。

とはいえ経営が芳しくない理由を

「社員の頑張りが足りないから」

で片付けてしまうことは非常に危険です。

経営者は従業員の気合や根性に甘えず、
経営者のやるべきことをやらないといけません。