先日、S社長の講演会に参加する機会がありました。

S社長の会社の改革は、ドラマ化されており、
中小企業経営者の目標でもあったりします。

そしてS社長は数年前から
次の経営幹部育成に
着手されているとのことでした。

皆さんは、
経営幹部に求める資質と聞かれて、
どのように答えますか?

S社長は

「見えない不安をポジティブに
 捉えられるかですかね」

「私が海外に生産拠点を作りたいと相談した。
 これは会社として初めての取り組み。
 ○○さん、その国に赴任してもらえますか?
 と言ったときに、やらせてください!と
 言える人が資質のある人」

と言われていました。

これが「見えない不安」ということを
指しているのだと思います。

会社として、個人として
経験したことがない。

当然、不安もあるだろうし、
今の段階では想像もできない不安が
これから出てくるかもしれない。

今の段階では乗り越えることが
できるかどうかも分からない。

しかしそのような状況でも
ポジティブに捉えて、
「チャレンジしてみたい!」
と言えるかどうか。

確かに経営者になるとそういう機会に
幾度となく遭遇します。

だから資質として
それを求めたいというS社長の意図は、
非常に共感できる内容でした。

不安に押しつぶされることなく、
不安をポジティブに転換できる力。

逆境を乗り越えていける人の共通点ですね。