経営理念浸透ブログ

『成功に偶然はあるが失敗に偶然はない』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

球界の名称と言われた野村監督。

こんな言葉を残しています。

「勝ちに不思議の勝ちあり、
 負けに不思議の負けなし」

これを私なりに意訳すると

「成功する時は、たまたま上手くいってしまうことがある。
 しかし失敗する時は、明らかに原因がある」

ということです。

仕事柄、いろいろな会社を見て回るせいか、
お客様先でこんな質問をされます。

「上手くいっている会社は、
 どんなことをしていますか?」

この質問に対する回答は難しい。

なぜならば上手くいっている方法は、
それぞれ違うからだ。

その会社で同じことをして同じ成果が出せるかといえば、
やる前から難しいことが想像できてしまう。

「衰退していく会社は何をしていますか?」

これならば答えやすい。

危機感の欠如、経営幹部の奢り、前例主義、などなど。

会社それぞれで異なるというより、
共通の問題がある。

よく書籍やセミナーなどで、

「このモデル・手法は再現性が高い。
 誰がやっても上手くいきます」

と言っている方がいる。

それならば全員が成功しているはずだが…と
思わず突っ込んでしまいたくなる。

仮に再現性が高いならば、
逆を言えば簡単に真似されやすい。
優位性は続かないとも言える。

各業界のトップ営業マンという方に
過去何人もお会いしたことがあるが、
本当に色々なタイプがいます。

なかには、こんなに説明が下手な人でも
売れてしまうのか…という人もいました。

成功モデルは各企業、各自それぞれ異なっていい。

しかし失敗モデルは皆、学ぶべきだ。
驚くほど共通点が多いから。

失敗モデルを反面教師にするだけでも、
普通以上になれるかもしれない。

Posted on 2020-07-05 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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