経営理念浸透ブログ

『“職人の入口”までは会社が導く』

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

十方よしTV11月号のゲストには、
原田左官工業所の原田代表に出演いただきました。

建設業でありながら、若者と女性が活躍されており、
ほとんど退職者がいないといいます。

モデリングという技法を使い、
人材育成を促進する。

4年間で見習いを終えて、
職人一年目になるというプログラムがあります。

4年間を乗り越えた暁には、
盛大な会社イベントが待っているそうです。

本人にとっても、
仕事を身近で教えてきた上司にとっても、
感慨深い日となります。

職人として一人前になるのは、
やはり10年かかるそうです。

原田社長が4年間で職人の駆け出しまで、
人材育成プログラムをなぜ綿密に作ったのか。

それは
職人の入口に立つ前に人が辞めてしまった
過去があるからです。

職人の入り口。
つまり職人としての「やりがい」や「醍醐味」を
味わえるように時期のこと。

この時期にたどり着く前に辞めてしまっていた。

この道をたどった経験がある人から見れば、

「もったいないな。
 これから仕事が面白くなるというのに」

と思うでしょう。

これは左官業以外でも応用できるかもしれません。

そのお仕事が一見、地味でつまらないと感じてしまう。

こんなことをやっていて意味があるのか?
自分の成長につながっているのか?と思ってしまう。

その仕事のやりがいや醍醐味を感じる前に
その人が辞めてしまうことは、
会社としても痛手ですね。

本人にも意味のない期間となるかもしれません。

その仕事のやりがいや醍醐味を経験した上で
辞めるという選択をするならば、
仕方ないかもしれません。

皆さんの会社には、
一人前としてスタートする入口まで
導く人材育成プログラムはありますか?

Posted on 2020-12-16 | Posted in 経営理念浸透ブログ | No Comments »

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